2025年3月。私は2日違いで、2人の子どもを自衛隊に送り出しました。
娘は航空自衛隊。息子は陸上自衛隊。同じ「自衛隊の親」になったはずなのに、送り出してみると、いろいろと違っていて。今日は、そんな2人のことを、親の目線で書いておこうと思います。
2日違いで、2人を送り出した
先に家を出たのは、娘でした。3月24日。その2日後に、息子が出発。
あっという間の、3月でした。ついこの前まで家でゴロゴロしていた2人が、それぞれの基地へ向かっていく。うれしいような、少しさみしいような。親というのは、勝手なものです。
荷物からして、違いました
まず驚いたのが、持っていく荷物です。
娘は、スーツケース。息子は、ボストンバッグひとつ。「荷物は最小限で」と言われたそうです。同じ自衛隊でも、案内される準備の中身が違うのだな、と思いました。
準備は、本人が地方の案内所へ出向いて、説明を聞いて、いただいた冊子をもとに揃えていきました。「あって良かった物」もいろいろあったので、持ち物の詳しい話は、こちらの記事にまとめています。


最初の半年、連絡は少ない。でも、会える日はちゃんとある
入隊してからの最初の半年は、訓練も厳しく、基本的に自宅には戻れません。
しかも、勤務が終わったあとも、アイロンがけや靴磨き、官舎の掃除など、やることがたくさんあるようで。「忙しい」と言っていました。だから、連絡もほとんどありませんでした。
……と書くと、心配になる方もいるかもしれません。でも、安心してください。まったく会えないわけではないのです。
4月には入隊式があります。5月のゴールデンウィーク、8月のお盆には、ちゃんと帰ってきます。娘も息子も、だいたい同じ時期でした。「ずっと会えない」わけではない。これは、送り出す前の私が一番知りたかったことなので、書いておきます。
背筋を伸ばして、見送りました
見送る日、私の中にあったのは「心配」よりも「がんばれ」でした。だから、背筋を伸ばして送り出しました。
ただ、ひとつだけ。娘は、今まで住んでいた場所より、ずっとずっと遠くの基地へ行きました。新幹線が出発する、その瞬間。なぜか頭の中に、あの「ドナドナ」のメロディが流れてきたのです。荷馬車に乗せられて、売られていく子牛の歌。
……我ながら、親バカにもほどがあります。娘は売られていくわけでもないのに。でも、あの時の私の胸の中は、たしかにあの切ない旋律でいっぱいでした。
これから送り出す親御さんへ
世間で聞く、自衛隊の厳しいあれこれ。心配される親御さんも、いらっしゃると思います。
でも、行くことを決めたのは、きっとお子さん自身です。だったら、信じて、見守って、送り出してあげてください。あなたのお子さんは、きっと頑張れます。
うちのクソポンコツな子供たちでも、仲間に助けられて、今、2年目を迎えています。
だから、きっと大丈夫です。

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