白状します。今朝、朝ジョグをサボりました。
でもなんだかモヤモヤして、結局、帰宅後に3km走り直しました。その道中で、あるものに足を止めたんです。
草むらに、まんまるの大きな白いキノコ。凛として、堂々としていて。白くて、大きくて、正直、かっこいい。思わず見とれて、写真を撮りました。

でも、あとで調べたら——どうやら毒キノコ。きれいで、堂々としていて、つい惹かれてしまう。なのに、毒。
その瞬間、あることを思い出しました。リベ大の両学長が言っていた「毒キノコリスト」です。
お金の世界にも、”毒キノコ”はたくさんあります。安心そうに見えたり、みんなが持っていたり、いかにもお得そうだったり。でも、近づくと資産を減らしてしまう——そういう商品やサービスのこと。
実は私も、長年コツコツ払い続けてきた貯蓄型保険を、思い切って解約しました。「保険なのに貯まる」という言葉に、当時の私は完全に惹かれていたんです。まさに、白くて大きな毒キノコに見とれていたのと同じでした。
解約するのは、正直こわかった。これまで払った分は……と何度も迷いました。でも、自分で調べて、考えて、納得して、投資にまわすことにしました。
離婚してから、私はひとつだけ決めたことがあります。「よく分からないものに、雰囲気で近づかない」。きれいだから、安心そうだから、みんながやっているから——それだけで手を出すのは、もうやめよう、と。
草むらの毒キノコは、見るぶんにはとてもきれい。写真に撮って、遠くから「かっこいいね」とながめるくらいがちょうどいい。お金の毒キノコも、たぶん同じです。
——まあ、こんなに偉そうに書いておきながら、次の毒キノコにコロッと惹かれない保証は、まったくないんですけどね。


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