はじめに
2019年に離婚しました。
財産分与もなければ、養育費も一切ありませんでした。手元に残ったのは、独身時代から細々と続けていた貯金、約300万円ほど。
当時、私は46歳。娘は高校2年、息子は中学1年。手取りは月19〜20万円。家賃65,000円のアパートに、子ども2人と引っ越しました。
一番の不安は、ただひとつ。
「自分の給料と、この手持ちのお金だけで、子どもたちを育てきれるのか?」
特別な才能も、まとまった元手も、ラッキーもありません。手取り20万円の普通のシングルマザーが、それからの7年でどう立て直してきたか。正直に書いておきます。
先に言っておくと、派手な投資の話ではありません。むしろ地味です。
※離婚を決意してから、実際に離婚するまでの10年のことは、こちらに書いています。

まず、お金を「貯める」ことから
立て直しと言っても、最初にしたのは投資ではありません。とにかく節約して、現金を貯めることでした。
母子家庭になって、学費の負担はぐっと軽くなりました。これは正直、本当に助かりました。
大学費用は、娘が赤ちゃんの頃からコツコツ貯めていた児童手当と、学資保険、それに祖母からのお祝い金で充てました。それでも4年生の学費までは賄いきれず、最後は貯金を切り崩しました。
息子の塾も悩みました。タブレット学習も、近所の安い塾も試したけれど、どれも続かず。最終的に、市役所の子育て支援で紹介してもらったのが、片道10kmの大手の塾でした。しかも、塾代は無償。これは本当に、本当に助かりました。
ありがたかったのは、お金のことだけではありません。小さな塾ではなく大手だったおかげで、いい先生にも巡り会えたんです。実は娘も高校3年のとき、数ヶ月だけお世話になって、その後はその塾で講師のアルバイトをさせてもらったほど。ご縁って、不思議なものですね。
食費は、外食をほとんどしなくなりました。月末になると、子どもの分は確保して、自分の食材だけそっと控える。そんな月も、正直ありました。
華やかさはゼロです。でも、この「まず貯める」が、後の全部の土台になりました。
老後資金がないことに気づいて、投資を始めた
子どものことで必死だったある日、ふと気づきました。
「私自身の老後資金が、ほとんどない」
ちょうどNISAが始まったばかりの頃でした。私はNISAを満額やってみることにして、iDeCoも始めました。
それまで入っていた貯蓄型の保険や、保険会社の年金を思いきって解約して、その解約金をインデックス投資にまわしました。
あわせて、毎月かかる固定費も見直しました。携帯電話は日本通信SIMの格安プランに、家のネット回線は楽天モバイルに、自動車保険もネット型の保険へ。ひとつひとつは小さな金額でも、毎月ずっと続くものなので、地味にいちばん効いてくれた気がします。
一発逆転を狙ったわけではありません。毎月コツコツ、インデックスの投資信託を積み立てる。ただそれだけです。地味だけど、続けられる方法を選びました。
今、どうなっているか
そうして7年。おかげさまで、なんとかここまで来られました。
ひとつの目安だった「老後2000万円問題」も、ひとまずクリアできました。
中身を正直に言うと、資産のいちばん多くを占めているのは、実は現金・預金です。その次がインデックスの投資信託。派手な個別株でひと山当てた、なんて話ではありません。
「高配当株投資」も気になっていて、今まさに少しずつ勉強しているところです。これはまだ挑戦の途中。うまくいったらまた書きますね。
(具体的な金額や銘柄は、身バレが少し怖いのでぼかしています。ごめんなさい。)
おわりに
振り返ると、私がやったことは、本当に地味なことばかりです。
まず節約して現金を貯める。老後に気づいて、NISAとiDeCoでコツコツ積み立てる。派手なテクニックは、ひとつもありません。
だからこそ、同じように「手取りが多くない」「一人で子どもを育てている」という方に、「これなら私にもできるかも」と思ってもらえたら嬉しいです。
私はこうやってきました、というだけの話。でも、あの頃の不安だらけの自分に、少しだけ「大丈夫だよ」と言ってあげられる気がしています。


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