7月に書いた朝ランの記事を、こんな一文で終えていました。
……靴、来月まで我慢かな。
あれから、約2ヶ月。
買いました。
しかも、まったく買うつもりのない日に、買ってしまいました。
姉の付き添いで行っただけだったのに
その日は、姉の付き添いでした。
アウトレットのナイキのお店で、姉が2足のシューズを前に、ずいぶん長いこと悩んでいたのです。
私は完全に付き添いの人です。腕を組んで「どっちもいいんじゃない?」などと、何の役にも立たないことを言いながら待っていました。
そのうち、姉が片方に決めました。
そして私は、姉が選ばなかったほうを買って帰りました。
付き添いで行ったはずなのに、私まで一足買って帰ることになりました。
「レースをされる方が履かれますよ」
一応、私も店員さんに聞いてみました。
同じランニングシューズなのに、隣に置いてある靴はずいぶん値段が高い。何が違うんですか、と。
そうしたら、こう教えてくれました。
「こちらはカーボンが入っていて、レースをされる方が履かれますよ」
即、却下です。
レースに出るつもりは、今のところありません。というより、土手を3キロしか走れない人間に、レーサー仕様のカーボンシューズは不要です。
そのかわりに履かせてもらったのが、姉が選ばなかったほうの靴でした。
足を入れて、数歩、歩いた瞬間です。
「なにこれ! めっちゃ走りやすそう!」
お店の中で、思わず声が出ていました。
15,000円までのつもりでした
ここは、自分でも少しだけ褒めたいところです。
実はこの日より前に、地元のランニングショップへ下見に行っていました。
そこで見てきた相場が、これです。
- セール品:約10,000円
- 現行のモデル:16,000円くらい
だから私は、「次に買うなら15,000円くらいまでかな」と決めていました。予算を持って、その日を迎えたわけです。
そのうえで、目の前の値札を見ました。
7,000円。
あとで調べたら、この靴の定価は13,200円でした。
つまり、下見をしていなかったら、私はこの値札の意味が分からなかったのです。「安いのかな? でも靴ってこんなものかな?」と迷って、たぶん買わずに帰っていました。
下調べをしていたから、その場で決められた。
安いものを見つけたという話ではなくて、値段の見当がついていたから迷わなくて済んだ、という話です。
(このあたりは、配当金で買ったApple Watchのときと同じ考え方でした。あのときも、いちばん高いモデルは選びませんでした)
アスファルトを蹴っている感が、減りました
さて、肝心の走り心地です。
ひとことで言うと、トランポリンでした。
クッションが、ポンポンと返ってくるのです。マシュマロみたいなソールが、着地するたびに、そういう反応をしてくれます。
昔のシューズとは、えらい違いでした。
いちばんはっきり分かったのは、これです。
アスファルトの硬い地面を蹴っている感じが、かなり減りました。
これまでは、硬い地面を自分の足で押し返していた気がします。今は、靴が代わりに何かしてくれている感じがあります。
ちなみに私は、3月に足の専門家に計測してもらって、自分の足がずっと思っていたより小さかったことを知りました。長いこと、大きすぎる靴で走っていたのです。
今回買ったのは、その計測どおりのサイズです。
走りやすさの何割かは、たぶんそこにもあります。
ちなみに、私が買ったのはこれです。アウトレットで7,000円でした。
週2〜3回が、週4回になりました
私の朝は、こうです。
- 4時45分 起床
- 5時30分 出発
- 毎朝3キロ
回数が、はっきり変わりました。
靴を買う前:週2〜3回
どうにかこうにか自分を奮い立たせて、やっと2〜3回でした。布団の中で「今日はやめておこうか」と自分と交渉する朝が、何度もありました。
靴を買ってから:週4回
先週は、4回走れました。
自分でも意外だったのは、気持ちの中身が入れ替わっていたことです。
以前は「走らなきゃ」でした。今は「あのクッションを楽しもう」です。
奮い立たせる必要が、なくなっていました。
続かないのは意志が弱いからだと、ずっと思っていました。でも、もしかしたら道具のほうを変えたほうが早いことも、あるのかもしれません。
7,000円で、意志の力がいらなくなったのなら、ずいぶん安い買い物です。
ちなみに、今年3足目です
……ここまで気持ちよく書いてきたので、正直なことも書いておきます。
私、今年に入って運動靴を3足買っています。
合計、27,000円ほど。
7月の記事で「フットサルシューズを買ったばかりだから、靴2足は……」と往生際悪く唸っていた人間が、しれっと3足目に到達しました。
念のため申し上げますと、13,000円のフットサルシューズは今もフットサルで現役です。使っていないわけではありません。ランニングには使わない、というだけです。
用途が違うのです。違うんです。
それで、体重はどうなったか
7月の記事では、こう書きました。
体重は、1グラムも変わっていません
あれから、1.5キロほど減りました。
とはいえ、このくらいはすぐ戻ります。油断は禁物です。
痩せたくて走っているわけでもないので、これはおまけのようなものだと思っています。走る回数が増えて、結果としてそうなった、というだけの話です。
それより私には、もっと大きな変化がありました。
朝、布団の中で自分と交渉しなくてよくなったこと。
7,000円で、そこまで変わるとは思っていませんでした。
そもそも私は、アスファルトが好きではありません
最後に、ここまで靴の話をしておいて、ひっくり返すようなことを書きます。
私は実は、アスファルトを走るのがあまり好きではないんですよね。
走ること自体はタダです。お金のかからない、いい趣味だと思っています。でも、あの硬さだけは、どうしても足に残るのです。
だから私は、山を走ってみたいのです。
山なら、上ったり下りたり、足元も一定ではありません。いろんな角度の筋肉を使うことになります。空気もきれいです。
そして何より、高いところから眼下を見下ろす、あの感じ。
あれは、気分がいいものです。
夏に、日本アルプスを縦断するレースのゴールを見に行ったときから、その気持ちははっきりしています。

今回の靴は、アスファルトの硬さをずいぶん減らしてくれました。おかげで朝ジョグが楽しくなって、体重まで少し減りました。
でも、たぶん私が本当に行きたい場所は、もう少し先にあります。
まずは、明日の3キロからですね。


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